スポンサーサイト |
|
--/--/--(--)
|
上記の広告は１ヶ月以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書く事で広告が消せます。 |
ラスト･フライト １ |
|
2010/05/06(Thu)
|
４連休の初日、若者で賑わう駅の人ごみをかき分け新緑が目に鮮やかな公園へと歩いた。 点在する屋台から甘い匂いや香ばしい匂いが漂う歩道は、しだいに人波から外れ 整備された広い道を行きかう車の音だけが耳に響く。 目指すグラウンドはもう少し先だ。 戦闘機氏から誘われて彼の所属するスポーツチームの試合会場に向かう。 できれば試合が終わってから合流したかったのだが、氏は自分の勇姿を披露したかったのだろう。 グラウンドのネット越しに小半時ほど眺め、高い空と緑を満喫する。 せわしない日常を思えばこういう時間もまた、貴重かもしれない。 たまにグラウンドに目を向け氏が走る姿を眺め、また空に目をやる。 ようやく引き分けで試合終了、氏のシャワーと着替えを待つ。 基本的に待たされるのは趣味ではないが、まぁ今回はいいだろう。 少しだけチームの打ち上げに付き合い、その後は車を拾いタワーの見えるホテルへ。 チームメイトたちの「奥さんですか？」との問いに照れ顔で「ゆ、友人です」と答える氏。 それじゃ、いかにも訳ありだと言っているようなものだよと思うが、それもよし。 「彼女だね」と言われて少しにやけた顔を見上げて、少しだけため息。 試合後にハイピッチで飲んだ氏はかなりご機嫌、ホテルにチェックインした後も 荷物をおいてどこかに飲みに繰り出そうと駄々をこねたが ダブルベッドに長い足を投げ出し倒れこむと、次々と服を脱ぎだし私を手招きする。 着衣のまま氏の腕の中に身を投げ出すと、後ろからきつく抱きしめられた。 「やっと逢えたよ。浮気してないだろうね？」 耳元でささやく氏に同じく酔った私も本音がでる。 「そんな暇ないし」 新しい愛人作りなんてする暇はないよと答える。 「暇ならするのかよ」と、ぐっと腕に力が入りその苦しさが心地よい。 ないないと答えながら、悪魔な表情をしているだろう自分を想像し口の端がくっと上がる。 友人や同僚などに自分の存在を『彼』として知らせているかなどと 不思議なことを何度も訊ねられ、その度にあいまいに答えをはぐらかす。 一通りピロートークを堪能すると、服を脱いでおいでと言われ一度その腕を逃れ窓際に立った。 パンスト、タイトスカート、ブラと順番に取りハイネックのシャツ一枚になる。 ベッドサイドに腰掛けるとシャツを脱ぎ捨て、もう一度氏の腕の中に戻った。 そのまま組み敷かれ、胸をきつくつかまれ呻く口を塞がれた。 前回よりは少々辛口風味らしい。 |
コメントの投稿 |
|
|
|
|
トラックバック |
|
トラックバックURL
→http://peach1999.blog.2nt.com/tb.php/644-d6c44456 |
| メイン |