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One and One and One is Three |
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2010/07/19(Mon)
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１＋１＋１は...３ 一番最初に習う算数。 私も初めて習ってみた。 いつものように愛人Ｂ君との別荘お泊まり逢瀬。 逢瀬バックにオモチャや拘束具、それに白ワイン一本詰め込んで 駅のターミナルで待ち合わせまではいつもと同じ。 違ったのはＢ君の車ではなく、別荘オーナー氏の車が待っていたこと。 すでに車に乗り込んでいたＢ君と一緒に大きな車のリアシートに座る。 今回初顔合わせのオーナー氏に簡単に挨拶をすませると車は滑るように走り出した。 オーナー氏は五十代後半、Ｂ君とは30近く離れているが二人は友人同士。 元はＢ君のクライアントだったらしいと分かったのはもう少し後のこと。 いつもこのオーナー氏所有の別荘を、Ｂ君と使わせてもらっていた。 かつてはオーナー夫妻とＢ君という組み合わせでも遊んでいたらしい。 男性版「＋１」（他人棒）だ。 確かにＢ君のように性的な探究心が強くドライなタイプにはぴったり。 残念ながらオーナー夫人は早々に性的なお遊びから足を洗ってリタイヤしてしまい オーナー氏だけが取り残されていたところ、Ｂ君が声を掛けたらしい。 今回向かったのはいつも使わせもらっている山の方ではなく、海沿いの別荘。 波音が響くテラスの端には露天風呂まで付いているなかなか豪勢な作りだった。 まずはリビングに続くオープンキッチンの冷蔵庫に持参の白ワインをしまい 代わりに良く冷えたシャンパーニュを出して乾杯する。 私好みのボランジェをリーデルの細身のグラスで傾けながら 窓越しにかすかに聞こえる波の音に耳を澄ますのが心地よい。 「さぁ、シャワーを浴びておいで」 オーナー氏にふかふかのバスタオルを手渡され、シャンパングラスをカウンターに置くと リビング奥のベッドルームに併設されたバスルームに案内される。 途中、通り抜けたベッドルームにはほぼキングサイズのベッドがふたつ。 ここが痴態を繰り広げる舞台になるのか。 ちらりと横目に見て通り過ぎ、バスとは独立したシャワーボックスを使った。 少し濡れてしまった髪をタオルドライしながら戻ると私のグラスとバッグが リビングからベッドルームに移動していた。 ここで待てと言うことか。 ベビードール姿のまま、いつものようにさくさくとバックの中からグッズを取り出し コンセントホールを探し、少し大きめなベッドサイドのテーブルの上に並べていく。 オーナー氏の性癖が今ひとつ分からないので今回はスタンダードなものだけ。 あまり過激なもの（アナルポンプやスパンキング･パドル）は様子見で持たず。 それでもサイドテーブルいっぱいにはなってしまうのだけど。 準備が終わり、携帯をチェックしバック奥に放り込むと大きなベッドにどんと腰を下ろす。 ベッドの向かいには５０インチはあろうかと見える大型ＴＶモニター。 いったい何を映し出すのだろう。 そんなことを考えていたらＢ君とオーナー氏が腰にタオルを巻きつけた姿で入ってきた。 あぁ、バルコニー側のバスを使ったのか。 ワインクーラーに入れたシャンパンとグラスをＴＶモニター横のソファーテーブルに置き Ｂ君が手持ちの小瓶から無色の液体をそれぞれのグラスに注いだ。 その上から淡い黄金色のシャンパンを注ぐと、それぞれに手渡す。 力強い泡が立ち昇るグラスを口元の高さに持ち上げ、改めて三人で乾杯する。 いったい何に？この出逢いに？ いや、これから繰り広げるだろう隠微で退廃的な時間にだ。 （10/06/10） |
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