スポンサーサイト |
--/--/--(--)
|
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書く事で広告が消せます。 |
From Cherry to Bordeaux |
2009/09/03(Thu)
|
8月のある日、一日前倒しで彼氏君と周年のお祝いをレストランで済ませ ちょっと体調が良くない彼を気づかいながら、うちの部屋に帰宅したのが夜の10時過ぎ。 別に無理する必要もなし、彼を自宅に帰すという選択肢もあったのだが 彼にも意地があったのか、うちの近くのターミナル駅まで電車に同乗して熟考した上 「(うちの部屋に) 行くよ」 と一言。 ま、うちの部屋で休ませてからタクシーで帰してもいいかと 最寄りのターミナル駅から車で部屋に向かった。 部屋に着くなり早々にスーツを脱ぎ捨て、勝手知ったるベッドに寝ころぶ彼に 大きめの氷をいれたロックグラスでジャスミンティーを手渡す。 肌にまとわりつくような嫌な湿気にやられてしまったらしい彼も エアコンの効いた部屋でだいぶ元気を取り戻したようで ロックグラスの中身を飲み干すと、不快な汗を流すためにバスルームへと移動した。 程よく酔いが回っている私はさっきまで彼がいたベッドに寝ころぶ。 バスルームからかすかに聞こえる水音を子守歌にうとうとしていると タオル一枚をカラダに巻きつけた彼に抱きかかえられ、少し湿ったキスが降ってきた。 「待って、待って!私も浴びたい!」 そのまま押し倒されそうになるのをなんとか押しとどめて私もバスルームへ。 仕事は休み、逢瀬前にはヘアーの処理も済ませていたのでざっと汗を流す。 シャワーヘッドを握る爪には私らしくない淡い色。 ちょっとそれを眺めて口元に苦笑い。 濡れた毛先をタオルドライしながらベッドに戻るとがっしりとした右腕がひょいと伸びきて 私をベッドの上に引き上げた。 彼の足の間にカラダを割り込ませると、すがりつくような濃厚な口付けをねだる。 いつもとは違うジャスミンの香りがするキスを何度も交わしながら 互いの手は触手のように相手のカラダの上をまさぐっていく。 淡い色が思いのほか色の白い彼の胸で踊る。 彼の感じる乳首をちょっといじめるように責めると、倍返しで責められ あられもない声が塞がられた唇の端からもれてしまう。 淡い色が今度は彼の急所をきゅっと握り、眉間によせられた彼の官能的な表情に魅せられ そっと唇を離しその表情を楽しむように、今度はそこに口づけた。 彼が車で帰ったのが1時過ぎ、かすかに煙草の匂いが残るベッドサイドで 気怠いカラダをクッションに横たえ、爪に残る淡い色をコットンでゆっくりと落としていく。 さて、一日おいて今度は愛人B君とのお泊まりトライアスロン逢瀬。 カラーパレットのようなボックスの中から濃い色合いのワインレッドを一本取り出すと 愛人B君との野獣のように睦みあう濃厚な時間を想い浮かべながら爪に色を乗せていく。 淡いチェリーレッドから濃いボルドーカラーへ。 心の色も変わるだろうか。 |
コメントの投稿 |
|
|
トラックバック |
トラックバックURL
→http://peach1999.blog.2nt.com/tb.php/580-0bd938d1 |
| メイン |