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真夜中過ぎの情事 |
2010/05/30(Sun)
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深夜のチェックイン。 年の離れた男女が重そうな旅行バックを抱えロビーにたたずむ。 フロントから渡されたカードキーを手に、エレベーターに乗り込む二人。 カードに記された高層階に着くと、ドアに差し込み中に入った。 部屋奥に広がる大きめの窓から、スカイツリーの光が入るダブルルーム。 重そうな旅行バックには旅行用の荷物など、ひとつも入っていない。 どちらのバッグの中も、いかがわしい玩具でいっぱいだ。 その中身をベッドサイドのテーブルと、ダブルシーツの上にバラバラと広げ ひとつひとつ、いつでも使えるようにセットし並べていく。 革の拘束具、革のパドル、アイマスク、さまざまな大きさのバイブ類。 ベッドヘッドやサイドテーブルにきちんと用意すると、女がバスルームに消えた。 男は二つのグラスにアルコールを注ぐ。 グラスの中にはアルコール以外に男が用意したものも入れられた。 女がバスローブ姿で戻ってくると、男が窓辺のテーブルへ手招きした。 男から手渡されたグラスを一息に煽り、ソファーにくつろぐ女。 女と交代に男がタオルを手にバスルームに向かう。 アルコールとそれ以外がゆっくりとカラダに染み込む感覚を楽しむように 女がふぅ...とため息をついた。 カーテンは開け放なたれ、ほのかに光るツリーが部屋を照らしている。 若い牡に食い散らかされる己が姿を思い浮かべ、女の口の端がくっとあがる。 静かな夜がすぐに獣の夜になることを女は知っていた。 夜は更け、獣たちの時間がはじまる。 |
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