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宴とゴム板 |
2008/11/02(Sun)
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行きかう人でごったがえすターミナル駅の改札を抜けると、一面しっとりと濡れた路面が目に入った。 人混みを避け、横断歩道の先頭へと抜け出しおもむろにバッグから地図を取り出す。 PC出力したカラー地図で位置とビル名を再確認すると、タイミング良く信号が変わった。 i-podから流れるリズムに乗りながら、緩やかな坂を降り交差点に向かう。 地図の通り、真向かいにファーストフードのあるそのビルの地下2階が今夜の目的地。 外の看板を確認すると、ビルのロビー奥にあるエレベーターに向かった。 ビル内の案内板を片目で伺いつつ、エレベーターのボタンを押そうというその時 後ろから入ってきた5-6名の集団の中にいた女性に声を掛けられた。 「熟桃ちゃん!」 その声に振り返ると見慣れた葉月さんの姿が。 そう、今晩は葉月さんのサイト『裏葉月』の7周年記念パーティにお呼ばれしていたのだ。 いつもながら日常の景色の中でハンドル・ネーム「熟桃」で呼ばれるのは不思議な感覚。 愛人たちにはファーストネームで呼ばれているし、こういうオフ会に参加するまでは 「熟桃」はあくまでも電脳上のキャラクターであったわけだから。 【素顔のままで】というブログコンセプトとは異なることになってしまうかもしれないが やはり言葉には言霊があり、まばらな更新なりにも2年も続けているとそこに新たな人格が宿るのかも。 と、同時に葉月さんの声で 「あぁ、私は熟桃だったっけ」 なんてとぼけた気分から再自覚を促されて、一緒に地下2階の会場へ。 宴の間にはすでに見知った顔もちらほら見え、入り口で渡された名札を首に掛けつつ さてどこに座ろうかと思っていると、ちょうどなつこさんの隣が空いていたのでそこに落ち着いた。 目を向ければ斜め向かいにマロニエさんとプラタナスさんが。 これは好都合! もちろん、今日の最大の目的は裏葉月の7周年をお祝いすることだが 実は私にはもうひとつ楽しみしていたことがあったからだ。(葉月さん、ごめんなさいm(__)m) マロニエさんの記事で何度か登場していた通称【ゴム板】 前々から気になっていたものだったのだか今回お願いしてお持ちいただくことになっていた。 私の性癖であるスパンキングの世界でも道具(パドル、ケイン、ストラップ、トォーズ)は数々存在し 私自身もマイ革製パドルや前のパートナー自作の木製パドルなどを持っていたりするのだけど ゴム製というのはまさに盲点、ゆえにとても興味津々でぜひ見せてくださいとお願いした。 かつて欧米で日常のお仕置きとしてスパンキングが普通に存在していた時代には 家庭や学校などにゴムは存在しなかったからかもしれない。 乾杯の音頭もそこそこにさっそくそのゴム板を見せてくれるようにマロニエさんにせがむ。 え?もう?みたいな感じでとまどいながらマロニエさんが鞄から取り出してくれた。 思ったより細いフォルムのゴム板を手に取り、左手の平に打ち付ける。 うん、これはいい感じ。 何度も何度も手の平に打ちつけているうちに知らぬ間に口の端に笑みが浮かぶ。 にやつきながら視線を前に戻すとニコニコ顔のマロニエさんと目があった。 すっかり心の中を見透かされていたようだ。 お察しの通り、これが自分のパートナーの手に渡りお尻に炸裂する感触を想像していたのだから。 自分を責めさいなむ道具を目をきらめかせて撫でさするなんて、なんて変態的なのだろう。 が、今夜はそんなことを気にする必要は無用。 なぜならその素敵な道具はあっという間にゲストの女性(ほぼM女性さん)の中に消え去り 大きな歓声があがり続けたのだから。 もちろんここは秘密クラブでもハプニングバーでもなく、都心によくある居酒屋の大型店舗。 アブノーマルたちのノーマルな宴は、なんて素敵なんだろう。 |
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