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アロエ |
2007/10/15(Mon)
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うちのベランダにはアロエの鉢が3つ、エアコンの室外機の上に鎮座している。 とても丈夫な個体で、室外機の風に当てられて葉の先が枯れても 冬の寒さに赤く変色しても、またしっかり再生し緑の葉を茂らせる。 私が出張や仕事でうっかり水やりを忘れても、葉をペタンコにしながらじっと堪え 2週間でも3週間でちゃんと生き延びる。逆に水を遣りすぎれば根が腐る。 豆に手入れをするのが苦手で、植物を枯らすのが得意な私でも安心して置いておける。 その上、冬場にするすると花弁伸ばし橙色の花を咲かせてみせたりする。 まさに私にうってつけの植物だ。 この植物の与えてくれる安心感は、彼氏君とのコミュニケーションにも似ている。 1-2週間、お互い仕事や雑務にかまけてメールのやりとりがなくても 心まで離れてしまうのではないかという不安にかられることはない。 安心できる言葉が欲しくて、乾いた砂漠に水をまき続けるように 自分の心と相手の心に何度も同じ問いを繰り返すこともない。 彼の目に映る自分の姿が知りたくて、無理矢理その瞳を覗き込むこともない。 もちろん、戸籍上の夫婦と言うわけではないので何の保証もある訳でなし 人の心はとかく移ろいやすく、むろんこの先どうなるかもわからない。 それでも、彼氏君とはどこか根っこの部分で繋がっているような そんな錯覚すら感じるのだ。 時に葉を枯らし、寒さに耐えかねて赤く変色することがあっても 時間をかけてまた緑に戻り、何事もなかったかのように再生する。 時にどうしてもぬくもりや言葉が必要になれば、葉をペタンコに凹ませて 水が足りてないよと、目に見える形で知らせることもできる。 逆に近づきすぎるとトゲに刺され、水を遣りすぎると根が腐る。 私にとって彼はアロエ。 そして、彼にとって私はアロエ。 トゲの数は、私の鉢の方が多いかもしれないが。 |
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